こうやって改まって話するのは、緊張しますね。

確かに。でもせっかくの機会だから、西川毛織の魅力を伝えるために頑張ります！

西川毛織に入社したきっかけなんて聞いたことなかったですけど……教えてもらえますか？

筑波大学の准教授やメディアアーティストとしても活動する落合陽一氏の言葉を借りると、西川毛織が理想の「ワークアズライフ」を実現できそうだったから。

「ワークアズライフ」ってなんですか？

落合氏が言うには「仕事とプライベートを分けることなく、寝ている時間以外はすべて仕事であり趣味である」と言う考え方。つまり「自分の好きなこと、趣味を仕事にする」って解釈してる。トレンドには常に敏感でいたいし、昔からファッション業界に関わった仕事がしたいと考えていたから。鳥居くんは？

「ワークアズライフ」っていい言葉ですね。私も名切さんと同じですね。「好きなことを仕事にしたい！」と考えたときに、ファッションとかトレンドとか洋服とかそんなキーワードがまず浮かびました。どこかのブランドに所属してしまうと、コンセプトやターゲットが決まってしまう。じゃあ、もっと上流で仕事をすればいいと考えて、西川毛織で働きたいと思いました。

ファッションに興味・関心がある社員がほとんどのような……。好きを仕事にするからこそ、みんなオフィスでもイキイキとしているし、一体感のある中で頑張れるような気がする。

本当にそうですよね。休みの日もウィンドウショッピングしながら、仕事のことをついつい考えてしまってます。

まさに、「ワークアズライフ」だね。

名切さんが考える西川毛織のいいところを教えてもらえますか？

たくさんあるけど……あえて言うなら「年齢関係なく仕事を任せてくれること」かな。

社内には、新卒で入社して現在65歳の社歴40年以上や毛織についての知識が半端ない社員がたくさんいて……。その中の20代って経験も知識もまだまだなんですが、やりたいと思って、手をあげたらまず反対されることはなくて。

そうそう。たとえ失敗しても叱りとばすのではなく、さっとフォローしてくれる先輩や上司ばかりだと思う。意欲を持ってチャレンジしている姿を何よりも評価してくれる環境だから、若い世代でも怖がることなく大きな仕事を仕掛けられるんじゃないかな。

私は、社長の人柄も西川毛織の魅力のひとつだと思います。

お世辞じゃなく、私もそう感じるな。オンとオフでかなり印象が変わるけど……（笑）そのメリハリを尊敬してる。

こんなに社員とフランクに話をしたりする社長って、他の会社にもいらっしゃるものなんでしょうか。社員同士の上下関係の壁のなさも穏やかな会社の雰囲気も、社長のお人柄あってのことだと思います。

本当に！これが嘘いつわりのない、本当の西川毛織の姿です。

鳥居さんは、入社1年目で初の後輩になる人たちになるけど、どう思う？

これまでのやり方にこだわらず、時代にあった考え方ができる人です。ファッションだけじゃなくて、芸術とか経済とか……さまざまなコト・モノにアンテナを張って、新鮮な思考を持っている人に入社して欲しいです。

ものすごい盛り込んでいるように見えるけど、結構共感できている自分がいる。

ファッションを好きだと言うのは、大前提で必要だと思います。でも、新しいものを生み出していくにはそれだけじゃ足りないと言うか。

80年近い歴史がある西川毛織だからこそ、この業界を引っ張るようなクリエイティブさをいつも試されていると思う。私たちと一緒に未来の西川毛織を担うメンバーとなる人に入社してもらいたいね。

そして、華やかさの裏側にある泥臭さや地道な仕事を楽しめる人なら、この会社の仕事を楽しんでもらえると思います。

なんだか、入社当時の気持ちを思い出してきた！後輩に負けないように私たちも頑張らないと。

はい！
早速、打ち合わせに行ってきます！